弁護士、法律事務所におすすめする案件管理システムまとめ5選


はじめに
近年、デジタル技術を活用し、顧客に新しいサービスや価値を提供するDX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されています。DXを進めることで、業務の効率化と企業の競争力強化が期待され、多くの企業がDXの導入に取り組んでいます。
法曹界でも、裁判のIT化や、弁護士や法律事務所向けのITツールやサービスが増加しており、弁護士や法律事務所で働く事務員にとっても、ITツールは身近なものになってきています。
しかし、弁護士一人または少人数の法律事務所にとって、いきなりDXを実現するのは難しいのが現状です。
まずは、事務所の業務をIT化し、効率化を図ることから始めるのがおすすめです。
この記事では、弁護士・法律事務所が必ず行っている事件や案件の管理に焦点を当て、弁護士・法律事務所向けのITツール・サービスの中から、クラウド型(インターネット上のサーバーで提供されるサービス)の案件・事件管理システムの概要とおすすめのシステムを紹介します。
法曹界でも、裁判のIT化や、弁護士や法律事務所向けのITツールやサービスが増加しており、弁護士や法律事務所で働く事務員にとっても、ITツールは身近なものになってきています。
しかし、弁護士一人または少人数の法律事務所にとって、いきなりDXを実現するのは難しいのが現状です。
まずは、事務所の業務をIT化し、効率化を図ることから始めるのがおすすめです。
この記事では、弁護士・法律事務所が必ず行っている事件や案件の管理に焦点を当て、弁護士・法律事務所向けのITツール・サービスの中から、クラウド型(インターネット上のサーバーで提供されるサービス)の案件・事件管理システムの概要とおすすめのシステムを紹介します。
弁護士、法律事務所向け案件管理導入するメリット
業務効率の向上
- 情報の一元化
- 依頼者情報、事件情報、関連書類、スケジュール、請求情報などをシステムで一元管理することで、依頼者情報等の情報を探す手間や入力の手間を省くことができます。
- タスク管理
- 裁判期日の管理、担当者への作業の割り振り、進捗状況の確認などを自動化することで、担当者の負担が軽くなり、作業の漏れやミスを減らすことができます。
- コミュニケーションの円滑化
- 事務所内で、案件の進捗状況や関連書類を簡単に共有したり、依頼者の方からの問い合わせに迅速に対応できるようにすることで、仕事全体の効率が上がります。
- データ分析
- 個々の案件の進捗状況や収支状況などを詳しく分析することによって、業務上の課題や改善点を見つけ、業務改善に繋げることができます。
コストの削減
- ペーパーレス化
- 書類を電子ファイルにすることで、紙に印刷したり、保管場所を確保したり、郵送したりする手間と費用を削減し、コストダウンにつながります。
顧客満足度向上
- 迅速な対応
- 必要な情報をすぐにアクセスできることで、依頼者からの問い合わせに迅速に対応できます。
- 正確な情報提供
- 常に最新かつ正しい情報を簡単に管理でき、業務の信頼性が向上します。
リスク管理
- 利益相反の低減
- 過去対応した案件の情報を正確に把握することで、利益相反になるリスクを低減できます。
- 業務継続性
- 災害や事故が発生した場合でも、システムを活用することで業務を継続できます。
弁護士、法律事務所向け案件管理システムでできること
- 相談者、依頼者、相手方等関係者の情報管理
- 案件、事件の履歴管理、進捗管理
- 案件、事件毎の会計管理、請求書、精算書、領収書の発行
- 裁判所に提出する書類等文書データの帳票作成、管理
- 在宅勤務や外出先からの情報アクセス
弁護士、法律事務所向け案件管理システムを導入する際のポイント
1必要な機能があるか、機能が事務所の運用にマッチするか
システムを導入する上で、まず重要なのは、使いたい機能が搭載されているかどうかです。
クラウド型の弁護士・法律事務所向け案件管理システムでは、顧客情報管理、案件の進捗管理、リモートアクセスなどは大抵のサービスで利用できますが、会計管理や帳票作成などは搭載されていない場合もあります。導入前に必要な機能があるか確認しましょう。
また、現在の業務フローとシステムの機能が合致するかどうかをよく検討し、合わない場合は業務フローの見直しも視野に入れましょう。
クラウド型の弁護士・法律事務所向け案件管理システムでは、顧客情報管理、案件の進捗管理、リモートアクセスなどは大抵のサービスで利用できますが、会計管理や帳票作成などは搭載されていない場合もあります。導入前に必要な機能があるか確認しましょう。
また、現在の業務フローとシステムの機能が合致するかどうかをよく検討し、合わない場合は業務フローの見直しも視野に入れましょう。
2無料トライアルの有無
ホームページに掲載されている情報や商談での説明と、実際のシステムの機能や操作性がイメージと異なる場合があります。システム導入後に「導入前のイメージと違った」と感じ、システムを使わなくなってしまうのは非常にもったいないので、無料トライアルを提供しているサービスは積極的に活用し、実際の業務を想定して試してみましょう。
無料トライアルがないサービスについては、サービス説明や操作デモを依頼したり、不明点を質問するなどして、導入後の運用や操作性を確認するようにしましょう。
無料トライアルがないサービスについては、サービス説明や操作デモを依頼したり、不明点を質問するなどして、導入後の運用や操作性を確認するようにしましょう。
3コスト
システムを選ぶ上で、まず初期費用と契約期間の有無を確認することが重要です。
初期費用や契約期間の縛りがないサービスは、自身の業務に合わなければ解約できるので、気軽に導入できます。しかし、初期費用や契約期間がある場合は、途中で解約しにくいため、費用対効果や自事務所の運用に合うかを慎重に検討する必要があります。
料金プランはサービス毎に機能やデータ容量によって異なりますので、自事務所に合った、最適なプランを選びましょう。
初期費用や契約期間の縛りがないサービスは、自身の業務に合わなければ解約できるので、気軽に導入できます。しかし、初期費用や契約期間がある場合は、途中で解約しにくいため、費用対効果や自事務所の運用に合うかを慎重に検討する必要があります。
料金プランはサービス毎に機能やデータ容量によって異なりますので、自事務所に合った、最適なプランを選びましょう。
機能、コスト面から「弁護士1人、小中規模法律事務所向け」と「大規模法律事務所向け」でおすすめする案件管理システムが異なりますので、以下にそれぞれおすすめのサービスをまとめました。
弁護士1人、小中規模法律事務所におすすめする案件管理システム
1ロイオズ(loioz)
株式会社ロイオズが提供する「ロイオズ」は、法律事務所の業務効率化をサポートする “ちょうどいい”業務管理システムをコンセプトにしたシステムです。
顧客管理、案件管理、会計処理、情報共有など、法律事務所に必要な機能が全て揃っており、低価格で簡単に使い始めることができます。
■ロイオズの特徴
ホームページはこちら:https://www.loioz.co.jp/
顧客管理、案件管理、会計処理、情報共有など、法律事務所に必要な機能が全て揃っており、低価格で簡単に使い始めることができます。
■ロイオズの特徴
- ・名簿管理、案件管理、会計管理、チャット・スケジュールの等の機能を搭載。情報の一元管理が可能
- ・シンプルかつ直感的な画面デザイン、どんな人でも簡単に操作ができる
- ・預り金、報酬、経費を分けて管理できる会計機能で請求書の自動作成も可能
- ・現役の弁護士・事務局が監修。双方に使いやすいシステムになっている
- ・スマートフォン用アプリの提供あり
■ロイオズの料金
- ※無料トライアルあり
- 初期導入費 :無料
- ライトプラン :1ライセンス/月額880 円(税抜)
- ベーシックプラン:1ライセンス/月額1,480 円(税抜)
- フルプラン :1ライセンス/月額3,980 円(税抜)
- ※2025年2月14日調査時点の情報です。
ホームページはこちら:https://www.loioz.co.jp/
2firmee(ファーミー)
「firmee」は現役の弁護士が代表を務める合同会社 firmee が提供している業務管理システムです。弁護士が主要業務にもっと集中できるよう、シンプルで充実したデータ管理を実現しています。
■firmeeの特徴
- ・事件30件まで全機能を無料で利用可能
- ・充実した外部連携
- ・秘書アカウントを作成可能
- ・エクセルなどのデータを一括インポート可能
■firmeeの料金
- ※無料で使えるプランあり
- 初期導入費 :無料
- ベーシックプラン :無料
- プレミアムプラン :1ライセンス/月額4,980円 or 年額49,800円
- 事務所プラン :3名以上はプレミアムより大幅割引。要お問い合わせ
- ※2025年2月14日調査時点の情報です。
3LegalWin(リーガルウィン)
「LegalWin」は現役の弁護士が代表を務める合同会社LegalWinが提供している業務管理システムです。代表自らの弁護士業務及び事務所内の事務の効率化を図るためのシステムとして開発されたもので、マニュアルいらずのわかりやすさと他社を圧倒する低価格です。
■LegalWinの特徴
- ・事件30件まで全機能を無料で利用可能
- ・マニュアル不要の分かりやすさ
- ・通帳データ化(OCR)機能を搭載
- ・事件記録をOCRして全文検索できる機能を搭載
- ・事務員アカウントは無料で作成することが可能
■LegalWinの料金
- ※無料で使えるプランあり
- 初期導入費 :無料
- フリープラン :無料
- スタータープラン:弁護士1人/月額1,480円 (年額一括払)or 月額1,980円(月額払い)
- ベーシックプラン:弁護士1人/月額2,980円 (年額一括払)or 月額3,480円(月額払い)
- プレミアムプラン:弁護士1人/月額4,980円 (年額一括払)or 月額5,480円(月額払い)
- ※2025年2月14日調査時点の情報です。
大規模法律事務所におすすめする案件管理システム
1LEALA(レアラ)
株式会社レアラが提供する「LEALA」は、現役の弁護士が取締役として開発チームに加わり作られたSalesForceをシステム基盤に採用した業務管理システムです。数百名規模から数名規模の法律事務所の導入実績があります。
■LEALAの特徴
- ・企業法務/一般民事等の分野や事務所規模問わず使用できる充実した機能性
- ・標準機能とカスタマイズ、個別開発を組み合わせで事務所固有の運用やニーズに合うシステム提供が可能
- ・連携可能なアプリ数は5,000※以上※appexchangeのアプリ数
- ・スマートフォン用アプリの提供あり
■LEALAの料金
- 初期導入費:要問い合わせ
- 料金 :要問い合わせ
- ※2025年2月14日調査時点の情報です。
2アルマナ(Armana)
株式会社カイラステクノロジーが提供する「Armana」は広告効果やリスクの見える化などの事務所経営を強力に支えるシステムです。
■アルマナの特徴
- ・広告効果を見える化
- ・2文字違いまで登録データを検索して利益相反チェック
- ・時効を登録することができる
- ・作業忘れ・放置期間を管理
- ・請求・回収漏れなどをアラートで管理
■アルマナの料金
- 初期導入費 :不明
- 1000円プラン :1,000円/月・人
- 案件管理プラン :5,000円/月・人
- 案件・顧問管理プラン:7,000円/月・人
- フルプラン :10,000円/月・人
- ※2025年2月14日調査時点の情報です。
まとめ
この記事では、弁護士、法律事務所に特化したクラウド型の案件、事件管理ができるシステムについての解説し、おすすめする案件管理システムを紹介しました。
この記事で紹介した内容を参考に、自事務所にあった案件管理システムを見つけていただけると幸いです。
この記事で紹介した内容を参考に、自事務所にあった案件管理システムを見つけていただけると幸いです。
人気記事
まだデータがありません。
まずはお悩みをお聞かせください!
貴所のお悩みのご状況、ご要望に合わせて
サポート致します。
ご不明な点は、お気軽にご連絡下さい。
サポート致します。
ご不明な点は、お気軽にご連絡下さい。